庫内業務を刷新する挑戦 ― ケースソーター導入の効果


木曽川センター、多治見中薬センターの庫内レイアウトを刷新し、ケースソーターを導入。

中薬チルドセンター自動ソーターレイアウト(㈱椿本チェーン様ご提供)

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仕分け作業は人手中心で、処理量や作業時間の改善には限界がありました。その影響で、追加の仕分け業務を受託するのが困難な状況にあり、あわせてカゴ車の積載効率にも課題がありました。

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自動ソーターが商品をさばくことで、投入スピードや処理量が向上し、作業効率が大幅に改善し、シューターから流れてくる荷物を効率よく積載できるようになりました。また仕分け量に余裕が生まれたことで、新たな仕分け業務を受託でき、売上の拡大につながりました。

EVトラック初導入― サスティナビリティ・ビジョン2030

EV トラックは一般のトラックと比較して約66%の二酸化炭素の排出量に抑えることが可能となっております。またEV トラックは東濃エリアの学校給食の食材配送等に活躍しています。エコを意識し、走っていてもパッと目に付くデザインを採用しました。

EV車

自社開発の「運行管理システム」


自社開発ならではの、自分たちが求めるトラック情報を集約したシステムを開発ー現在も機能更新中

CKONNECT画面

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以前はGPSを利用したトラック位置情報システムを導入していましたがトラックの位置情報は取得できても、どこへ向かっていて何を運んでいるのかの情報把握ができませんでした。

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自社開発ならではの現場の声を取り入れ、トラックの詳細情報「どこへ」「何を」に加えて、到着先側の声として到着が近づいた際のお知らせ機能も備えています。更には車内の温度を計測し、異常を知らせる機能やドライバーの日報をデジタル化することでペーパーレス化にも貢献しています。

チルド庫レイアウト変更 - オペレーションの改善


青果、デリカ製品のセンター入庫から店舗配列までのオペレーション改善

シャトル&サーバーレイアウト

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隣接する青果センターで出来上がった商品は手前のストック場所に保管され、青果の仕分け時間に合わせて可児チルドセンター庫内へと運ばれていました。手動部分の人手、重い青果物の扱い等、庫内、店舗においての人力負担が多く、作業時間までの保管スペースも必要でした。

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シャトル&サーバーの導入により青果センターや製造工場から入荷のコンテナはそのままシャトル棚に保管され、出荷時間になると棚から自動出庫、自動積み付けを行います。搬送からドーリー積み付けまでを完全自動化したことで一日平均5000というコンテナの積み下ろし作業がなくなりました。また、重たいものは下、軽いものを上に積みつけることで店舗での荷下ろし負担が軽減され、更にはドーリー輸送に変わったことでこれまでの保管スペースを大幅に縮小することができました。「青果センター」「チルドセンター」「店舗」をそれぞれのプロセスを別々にとらえるのではなく、1連の流れとしてとらえ連携することでトータルオペレーションの改善へと繋がりました。

集荷FAX業務をシステム化


FAX受信がメインの業務をシステム化&ペーパーレス化

集荷FAX業務の流れ

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毎日、取引先様からの 集荷依頼を各センターでFAX受信し、FAX紙と電話で確認を行い集荷を行っていました。日々データ入力を必要とし、 受信・返信するFAXは約 200枚/日程度ありました。

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業務担当者も含めたプロジェクトチームを立ち上げ、自社でシステム開発を行いました。取引様にも協力をお願いし、順次順調にFAXからWEB依頼へと切り替えが行われています。取引様においては数か所に同じ内容のFAXを送信することがなくなりました。中部興産ではWEB依頼に切り替わったことで日々の入力業務、月の集計業務を削減でき、更にはWEB画面共有により月約6000枚使用していた紙を1/5程度まで削減することができます。

サスティナブル・ロジスティクスへの取り組み


サスティナブルロジスティクス-VISION2030に向けた取り組みはすでに始まっています。
会社として積極的にアクションを起こしていく中で物流改善への取り組みは必須です。Ecoドライブはもちろん、CO₂排出量の把握、環境性能に優れた次世代トラックの導入など地球の未来のため、私たちの未来のため身近な課題から将来の課題まで改善対策に取り組んでいきます。

2022東京国際物流展にてトラック展示

ホワイト物流 - 待機時間の短縮


取引先様が納入予定時刻の予約を行い、待ち時間を短縮

待機時間の短縮


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可児ドライセンターでは、これまでトラックの到着順で受け付けを行っていたため 、待ちトラック台数が多ければ到着が早くても荷下ろし順番までかなりの待機時間を要することがありました。

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予約システム導入によりトラックの待機時間が平均で1時間短縮され、同時にドライバーの拘束時間も短縮でき、さらには待機時間が減ることで別の業務を組み合わせるなどトラックの運行効率を高めることができます。また、センター側としては混乱回避や時間別の到着荷物を事前に知ることで稼働計画を立てやすくなりました。